世界のチョコレートの歴史を知ろう

チョコレートは、いつごろから食べられているのでしょうか?

バレンタインにはチョコレート

世界のチョコレートの歴史

メソアメリカ文明にもチョコがあった!

メソアメリカ文明:メキシコ及び中央アメリ北西部とほぼ重複する地域の文化領域)

マヤ文化の初期
マヤ文化のリア・アスル遺跡
マヤ文化の最盛期
アステカ文化

etc・・・、

このような、古代の高度な文明を持った遺跡から、

カカオが栽培されていたことが実証されています。

 単純にすごいですね。

もしかして、チョコレートって、最古のスイーツ?

 

カカオがヨーロッパに到着したがチョコレートではなかった

1502年、

ホンジュラス付近を航行中だったコロンブスは、

マヤの商人遭遇。

そのとき、交易品のなかから見つけたのが、

カカオ豆でした。

そして、

スペインのアラゴンの王、フェルディナンドⅡ世に献上したのです。

その当時、カカオ豆に興味を持つ人は完無でした。

 

ヨーロッパにチョコレートを伝えたのは,

スペイン人のエルナン・コルテス。
1519年、

数百人の兵士を率いてアステカ(現在のメキシコ)に上陸、

国王モンテスマに会い、

金の盃で冷たいチョコレートの飲みもの(ショコラトル)を

与えられたようです。

ショコラトル(チョコレート)は優れた効用があり、

また、貨幣としても用いられていたようです。

 

コルテスは1528年カカオをスペインに持ち帰り、

国王カルロスⅠ世に献上しました。
砂糖、バニラ、シナモンなどを入れて、

当時は《チョコレート》は、

甘い飲みものでした。
また、もっぱら上流階級の飲み物でした。

 

スペイン人ピサロインカ帝国を滅ぼします。

このとき、ピサロはインカでカカオの栽培を知ったようです。

インディオはカカオを愛飲していたようです。

その後、

スペインで宮廷や僧侶を中心にチョコレートが普及していきます。

また、フランドル地方(スペイン領低地地方=現オランダ南部・ベルギー西部)

にも伝わっていき、

ついに

フランスへ伝わります。

フランスへの最初の伝来は1609年ごろ。

 

スペインの王女アンヌ・ドートリッシュは、

1615年にフランス国王ルイ13世と結婚しました。

○ このアンヌ王女は、

大変なチョコレート愛飲家で、

チョコレートのコックを連れて嫁ぎ、

チョコレートはたちまちフランス宮廷貴族の間に広まりました。

 

スペイン王女マリア・テレジアは、ルイ14世と結婚しました。

○ このマリア女王は、

「王とチョコレートは我がただ二つの情熱」

と語っていたと言われるくらいのチョコレート通だったようです。

○ 1682年のベルサイユ宮殿の園遊会で、

カカオが飲みものとして提供されていたことが、

記録されています。

 

その後、チョコレートは、

1640年イタリア、オーストリアへ

1641年ドイツ

1656年英国

と伝播していきます。

○ 1660年に王政復古により

フランスからチャールズ2世が帰国して即位し、

チョコレートが英国に普及しました。

 

1656年には、チョコレート ハウスなるものが登場します。

○ ロンドンに最初のチョコレート ハウスが、

フランス人によって作られました。

当時輸入品であったチョコレートには、

高い関税が掛けられていました。

そのため、チョコレートの価格は非常に高く、

チョコレート ハウスは、

同時期に流行していたコーヒーハウスやティーハウスなどよりも

高級店とされていました。

○ コーヒーは気分を高めるが

体には刺激が強いのに対し、

チョコレートは気分を鎮め体に良いと思われていました。

 

1657年には、はじめてのチョコレートの広告が登場します。

○ 1657年、英国の新聞広告に

「チョコレートとよばれる西インド諸島のドリンクを売っている」

と載りました。

チョコレートに関する初めてのです。

 

1728年頃から、スイス、イギリス、ドイツ、オランダ、スペインなど

各国にチョコレート製造工場が建設されました。

○ スイスへ伝わったのは1750年という説もあります。

 

そして、ついにはアメリカにチョコレートが上陸します。

○ 1765年ジョン・ハノンによって、

アメリカで最初のチョコレート生産が始まったようです。

○ 1900年ミルトン・スナヴェリー・ハーシーが、

飲むチョコレートではなく、

食べるチョコレートの製造を始めています。